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畳について


ご来院された方が驚くのが、院内の待合室に「畳」が敷いてあることです。

他の動物と違いヒトの場合は産後直ぐには動けず、歩くようになるにも先ずは、四つん這いで移動します。この四つん這いの時期に股関節のくぼみの後面が形成されます。
上面は立位を獲得してから形成されます。前面は脚を前に出せるようにくぼみは浅くなくてはなりません。

股関節や骨盤部がしっかり形成されることで、脳で平衡状態を処理しなくとも・・・簡単に言うと意識しなくとも立って、移動が可能です。

平衡状態を自然に保てる分、脳の発育に余裕が生まれることになります。

現代の住宅ではフローリングが多くなってきたのに伴ってか、ハイハイする期間の短い赤ちゃんが増えていると聞きます。

もちろん、すべての原因ではないでしょうが、以前は畳という柔らかくもあり骨を形成する上で適度な反発力もある畳というものが発育に一役買っていたのではという思いがあります。自然の原料を基に手間をかけて床にしていたという自然との調和を大切にしていた文化が、日本人独特の自然観や腰の強さを生み出す一つの要因だったのではないでしょうか?

そして現在は、国産本来の安全で丈夫な畳が大変少なくなって来ています。
ご興味のある方は是非、畳屋道場のホームページをご覧になってください!!http://www.tatamiyadojo.com/

当院の畳は畳屋道場に加盟されている、横浜の海老名畳店さんhttp://ebina-tatami.com/に、畳表が国産なのはもちろんのこと畳床も貴重な国産で、しかも手縫いで仕上げていただいたという贅沢な仕上がりとなっております。
触れて、座って、文化の大切さを身体で感じて頂ければと思います。

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